Requirements — 要求

From Systems analysis wiki
Jump to navigation Jump to search

要求 (Requirement) とは、システムが何を提供すべきか、どの程度の品質レベルを持つべきか、あるいはどのような物理的・運用的特性を持つべきかを記述した、形式化(文書化)された言明です。この言明は、元のユーザーニーズと明確に関連付けることができ、後で検証(ベリファイ)可能であるように策定されます。

要求のタイプ

要求のタイプ:

  • 機能要求: システムの特定の要素が何をすべきかを定義します。
  • 精度要求: システムが実行する対応する機能の定量的パラメータを定義します。
  • 制約要求: 運用モード、環境条件、安全性、または規則への準拠といった制約から生じます。
  • 検証要求: 実際の運用環境でシステムが指定された特性を持つことを、どの程度信頼できるかを保証します。
  • インターフェース要求: すべてのインターフェースの機能、特性、許容範囲、および制約を定義します。
  • 運用要求: システムの運用上の能力と、ユーザーとの相互作用を定義します。

SMART - SMART

良い要求の特性を覚えるために、頭字語のSMARTが使用されます。

  • Specific (具体的) — 要求は、実装方法を指定せずに、何がどの程度実行されるべきかを述べ、システムの1つの機能または特性のみを記述します。
  • Measurable (測定可能) — パラメータは、数値、範囲、許容差、または達成を明確に確認できるその他の検証可能な基準によって客観的に表現されます。
  • Achievable (達成可能) — 利用可能な技術、期間、予算内で、許容可能なリスクレベルで実行が現実的です。
  • Relevant (関連性) - 要求は、選択されたシステムレベルに対応している必要があります。
  • Traceable (追跡可能) — 要求には一意の識別子と記録された情報源があり、上位レベルの要求およびそれを生み出したニーズと論理的に関連付けられており、双方向のトレーサビリティを保証します。

参考文献

  • ISO/IEC/IEEE 29148:2018 «Systems and Software Engineering — Requirements Engineering»
  • ISO/IEC/IEEE 15288:2023 «System Life-Cycle Processes»
  • PMI: Requirements Management — A Practice Guide, 2015
  • INCOSE Guide to Writing Requirements, 2023